ここまで、アメリカの保険商品の説明をして、ふと思うことがあると思います。
これだけうまい話は存在するはずがない!これは詐欺ではないのか!?
私も初めはそう思いました。そして調べに調べました。
そしてわかったことは、アメリカの保険商品はただアメリカの経済を反映している金融商品なのです。
今回は、なぜ保険商品は安全なのかポイントを簡単に説明します。
- 保険商品は各州における厳しい審査を通ったものでしか販売できない
- 保険を取り扱うには州公認の保険販売ライセンスを取得者のみ
- 保険会社は、大手格付け機関からの格付けを得ており、概ねA+以上の優良な会社ばかりである
- 日本と比べて高い利回りは、インフレ前提のアメリカの経済を反映している。
保険商品は各州における厳しい審査を通ったものでしか販売できない
保険商品は、そもそも万が一の際に備えるセーフティネットのような役割をしています。
そのセーフティネットに不具合があった場合、経済全体に対する信用問題に発展し、それは経済への大打撃につながります。
保険というセーフティネットがセーフティネットであるために、保険会社は安全を何よりも大事にしています。
各州も保険商品の重要性を認識しているからこそ、各保険商品が持続可能であるのか、消費者に十分な説明がなされているか、ミスリードする説明になっていないか、保険会社は利益が出すぎていないかなど細かくチェックをしたうえで、認証を受けた商品のみが販売できる仕組みになっているのです。
言わば、保険商品は各州お墨付きの金融商品と言えます。
保険を取り扱うには州公認の保険販売ライセンスを取得者のみ
→州公認の資格なので、正しい知識を身に着けることでのみ許可されている取引ということになります。テストに合格したライセンス取得者でないと販売はできません。テスト内容は保険の仕組みや、保険にまつわる法令、企業倫理まで多岐にわたっています。
州が必要だと認識している保険にまつわる情報を詳しく理解し、説明できる人にのみ販売できるように規制がされているのです。
保険会社は、大手格付け機関からの格付けを得ており、概ねA+以上の優良な会社ばかりである
Moody’sやS&Pなどその道のプロである大手格付け会社があらゆる角度から査定して会社の安定度を判定しています。
金融業界で最も企業の安定・安全性が求められる保険業界だからこそ、会社は高い格付けを維持するのに努力をしており、高い格付けは実際企業の安定性を示しています。
日本と比べて高い利回りは、インフレ前提のアメリカの経済を反映している。
→アメリカは毎年3から4%のインフレをするように経済が作られています。
インフレは資金運用にはよいですが、そこで生活する人は大変です。
毎年4%のインフレが発生すると、今日1ドルで買えていたものが、10年後には1.5ドル、18年後には倍の2ドルです。
インフレと同等以上に資産の価値を上げていかなければ、同じ金額でも買えるものが少なくなってしまうのです。つまり、資産運用をしないと持っている資産は目減りしてしまいます。だからアメリカ国民も資産運用に関心があります。
一方、日本は全くインフレが起きないため、利回りも期待できないだけでなく、何もしなくても現金価値は下がらないため、日本国民は安全な銀行預金を選択する傾向です。
アメリカの経済は日本と比べて高いインフレ率の前提があるからこそ、FRB政策金利や10年国債なども日本と比べて高いレート設定がされているのです。
保険会社は、10年国債のレートを参考に資金運用を行っているので、日本よりも高いレートを実現しているのです。
【結論】保険商品はセーフティネットであるために様々な制限がかけられているため、金融商品の中でも最も高い安全性が期待される商品である。
結論として、アメリカの保険商品は日本と比べて高い利回りで怪しいと思うかもしれませんが、
実際は、アメリカの強い経済を反映しつつ、州によるガチガチの規制に耐え抜いたかなり安全な商品なのです。
興味がある方は、ぜひ一度無料相談にお申し込みください。